タンパク質分解酵素の一種で、肝臓のほか脳、腎臓、脾臓、小腸、子宮、睾丸など数多くの組織に存在します。しかし血液中に増えるのはほとんどが肝臓か胆道に障害がある場合で、ほかの病気はまれです。LAPは胆汁中に多く含まれて居ます。肝臓で作られた胆汁は胆のう送られて濃縮され、線胆管を経て十二指腸に分泌されます。このとき胆石や膵頭部がん、胆管系の悪性腫瘍などで胆道がふさがれ胆汁の流れがうっ滞すると、LAPは胆汁が血液中にあふれ出るため、上昇が見られます。