汗をかきやすく、のどが渇いて水を沢山飲むようになったり、朝はとても元気なのに、午後になると疲れやすい。沢山食べているのにやせてきた。首ののど仏のあたりがはれてきた。こんな症状と動悸を感じたらバセドウ病などの甲状腺機能亢進症が考えられます。バセドウ病は、体内の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって起こる病気です。したがって体のあらゆる組織の新陳代謝が高まり、いろいろな症状が出てきます。

新陳代謝が高まれば、心臓も全身にそれだけの血液を送り出さなければならないのですが、心臓がこれについて行けずに不整脈が起こったり、動悸がしたりします。ちなみに、眼球の突出がバセドウ病の症状の典型のようにいわれていますが、これは症状の一つで、すべての人に出てくるわけではありません。

強い不安と共に、動悸や息切れを感じる人が増えています。そのような人は、今にも心臓が止まるのでないかと心配します。心臓神経症では、このような症状が出てきます。