自分の細胞と対話する方法として、考え方の変化や意識の変化が求められるようになって来た。本当の学者とは、知らない事に出会った時、「あり得ないこと」が起こった時、それを間違いとして見るのではなく、自分の知識の欠落として考え直すことが出来る人である。未知に挑戦してこそ学者である。

人間の左脳は物質世界に対応し、客観的な働きをするのに対し、右脳は精神世界に対応し、主観的な働きをするのである。客観的な働きをする左脳は、声、目、耳などの肉体機能をコミュニケーションの手段とするのに対し、主観的右脳は、透視のように説明つかない心の働きをコミュニケーションの手段とする。

他人が自分を見るように、自分で自分を見つめることは、意識エネルギーを点火させる。人を区別していては、アイデアの交換は出来ない。誰とでも親しい交流があってこそ、初めてアイデアは大きく広がる。

何を発見したかではなく、どんな意識・考え方が出来るかが成果の決め手となる。

意識エネルギーを研究する心理工学(サイコトロニクス)の分野では、目に見える世界の地図は描ききられているが、目に見えない世界の地図を描く時であることを教えている。

何を読むにしても「こんなこと嘘だ」と感じるならば、読むだけ時間のムダである。信じなければマインドスピークは出来ない。この方法を信じさえすれば、自分の脳細胞と体の細胞は対話を始め、体の調子はグンと良くなる。

1.座り心地のいい椅子に座って、目を閉じる。
2.何回か深呼吸して、リラックスする。
3.体の各部分を意識し、頭皮~額~目というように頭から足の先まで力を抜く。
4.心が和むような場所や、景色の中に居るとイメージする。
5.自分の体の中に入り込むイメージし、悪い部分にたどり着く。そこをよく「見る」。
6.イメージの中で、悪い部分を治す。
7.治療がうまく行く様子を思い描き、細胞と内臓に愛のメッセージを。
8.体の悪い部分がすっかり治り、もう悪くならないことをイメージし、自分の体の全てが正常で健康なことをイメージで確認する。
9.これから三つ数えて目を開けた時には、すっきりして気分がいいと信じる。
10.一、ニ、三とゆっくりカウントし、目を開け、気分が良くなったことを確認。

このイメージ療法は免疫システムを活性化させる。この療法によって、多くの患者が病気から解放されている事実が在る。色々な病気を治すためには、免疫システムが働かなければならないが、白血球や白血球細胞は体内でガードマンの役割をする。患者は先ず自分が体内に入ったイメージをし、白血球が病原と戦う様子を思い描くだけで勇気付けられる。患者にそのイメージが実際に視えるかどうかは、それほど重要な問題ではない。このようなイメージ法による治療法を医学的に「精神神経免疫学」と言う。