私には長年にわたって気がかりなことがある。たいそうな事ではないのですが、スーちゃんのことなんです。縁あって当地に居して30年近くなります。家のちょうど真東には周囲1キロメートル弱のM池が庭続きに面している。この借景は、季節の移り変わりを楽しませてくれるのでたいそう気に入っています。友人たちが集うと庭から広がるパノラマに皆が喜んでくれます。居ながらにして水のある自然いっぱいの風景は都会では得がたいものだから気持ちがリラックスできるのです。

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これから冬にむかう季節にはたくさんの鳥たちが飛来してくる格好の休憩池となります。鳥の名前は詳しく知らないが、鴨 鵜 鷺 白鳥 鴎 他にも名前のわからない水鳥達がやってくる。今年は残暑が厳しいのかまだ来ない。しかし20年前位からたった一羽の白鳥が住み着いているのです。

私の常識では白鳥は夏にはシベリアあたりに行く渡り鳥のはずなのにオールシーズンこの池でくらしている。20年来のご近所さんなので時々ドッグフードをあげているうちに仲良くなりスーちゃんと呼ぶと寄ってくるようになった。スワンのスーちゃん、スーと来るからスーちゃんは時々留守にすることがあるのです。最初のうちは心配したけれど2~3日もたつと優雅に泳いでいる姿を発見しては、安堵しています。シベリアまでの長距離には翼に何らかの不都合があるのか渡り鳥放棄鳥なのですが近辺の何処かの池にいくことはできるのです。
水面をバシャッバシャッと加速する様はまさにジャンボジェット機さながら力強いのですが・・・・・
お散歩じゃなかったお散飛に行っても必ず帰ってくることが長く付き合っているとわかってきました。ところで私の気になること・・・・
それはスーちゃんがどこの池に遊びに行っているのかを知りたいのです。近辺には万博の日本庭園の池や茨木カントリーの池があるからその辺りか、いやいやもっと遠い琵琶湖かもしれないと想像をめぐらさずにはいられないのです。

夏シーズンには全くの孤高の鳥なのでさびしかろうと思って今までにアヒルを何匹も放してやったこともありましたが現在は一人ポッチ。でももうすぐこの池にも仲間がやって来る。今年の夏は人間様にも動物達にも植物達にも厳しかったね。あの暑い夏も乗り切ったし体力はありそうなスーちゃん、だけど白鳥の寿命はいかほどかしらね。かなり前から「探偵ナイトスクープ」にスーちゃんの散飛コースの調査を依頼したいと思い続けているが行動は起こしていない。還暦を過ぎ周りも当然年をとり、相次いで家族だったワンちゃん二匹(バーニーズとラブラドール)を老衰で亡くしてから私の心境は確実に変化してしまった、だからなおさらスーちゃんのことが気になるのです。