長時間立ち続けたり、列車や飛行機で長旅したりしたときなど、足がふくれ上がり、むくんで来ます。このような場合には、足を伸ばして座ったり横になったりして血流をよくすれば自然に元の状態に戻りますから、あまり心配いりません。

しかし、このようなはっきりとした原因がないにも関わらず、体がむくんできたと言うときは、そこに何か病気が潜んでいる可能性が高くなります。

片手や片足といったように、局所的にむくみが出た場合は、血栓や腫瘍による静脈あるいはリンパ管の閉塞が考えられます。これに対して、全身性のむくみがあります。とくに夕方になると足がむくみ、ひどい場合は上半身にも広がる場合は、心臓病の疑いがあります。

また、朝からまぶたなどの柔らかい部分がむくむような時は、腎臓病も考えられます。このほか糖尿病や膠原病、栄養障害か肝臓病などからもむくみが出ます。4~5日以上も全身にむくみが続いた時は、一度、内科で受診する事。