過去2週間の血糖コントロールを反映する。血液の液体成分を血漿と言いますが、この血漿はアルブミン、グロブリンなどのタンパク質を含んでいます。グリコヘモグロビンは血球成分に含まれるタンパク質(ヘモグロビン)の糖化度を見る検査ですが、血糖コントロールの悪い状態が続けば、血漿タンパクのほうもブドウ糖と結び付き、糖化されます。

そこで血漿タンパクが全体としてどのくらい糖化されているかを測定するのがフルクトサミンで、グリコヘモグロビンより現在に近い過去2週間の血糖コントロールの変動を、より細かく知ることができます。血漿タンパクのうちアルプミンだけの糖化度を直接測定する検査法も行われ、糖化タンパク(グリコアルブミン)と呼ばれています。

フルクトサミンや糖化夕ンパクの値は個人差によるばらつきが大きく、また血漿タンパク濃度の影響を受けやすく、肝硬変やネフローゼ症候群などで低タンパク血症が起こっているときは糖尿病であっても低めの値になります。このため、より正確な診断には血清タンパク総量やや血清アルブミン量を測定して結果を補正することが必要です。

数値が高い場合はコントロールの悪い糖尿病。

低い場合は肝硬変、ネフローゼ症候群。