排尿の回数・量ともに減少して、まぶたや顔、手足がむくむ、体重が増える、血圧が上がる、体がだるい、と言った全身症状が出たら、腎炎(急性・慢性)、急性腎不全、心不全などの病気が潜んでいるかもしれません。これは腎臓の機能自体が低下して尿が出にくくなった状態で、すぐに内科で診察を受ける必要があります。

一方、尿意はあるけれど尿が出にくい、下腹部が痛い、排尿時に痛みがある、尿の出方に勢いがない、といった症状が出た時は、膀胱結石、前立腺肥大症、尿路系のガンなどが疑われます。

水分は普通にとっているのに、尿の量が少ないということがあります。1日の尿の量が500ml以下であれば、危険な状態とも言えます。早めに内科、泌尿器科で受診する事。

このほか排尿に関する障害としては、尿道括約筋の筋力低下を始めとした様々な原因で尿が漏れ出す、尿失禁といった症状もあります。排尿に関しておかしいと自分で感じたら一人で悩まずに、早めに内科や泌尿器科を受診することをおすすめします。