慢性肝炎から肝硬変への進行が把握できる。肝臓は300億以上の肝細胞が集まってできていますが、これらの肝細胞の間は結合組織と呼ばれる線維成分で埋められ、つなぎ合わされています。ウイルスやアルコール、薬物などで肝細胞の破壊が繰り返されると、肝細胞が再生するかわりに線維成分が増え肝臓の線維化が進みす。その際結合組織の主成分であるコラ—ゲンの合成が亢進するのに伴って血液中に増えて来るPⅢPやⅣ型コラーゲンの成分を線維化マーカーと総称します。